快晴武頼庵

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競馬を血統から考えるブログ。フロックでも何でもない。

種牡馬モーリス・ドゥラメンテについて本気出して考えてみた

平素よりお世話になっております。

竹龍(@26kago)です。

 

ダービーを終え、いよいよ新馬戦がスタート。そして我々血統派にとっては最高に楽しいPOGドラフトのシーズンがやってきました。因みに、僕が主催している『不愉快な仲間たち』というグループのPOGドラフト会議の様子を収録しYouTubeに公開しています。よろしければご視聴ください。

 


不愉快な仲間たちPOGドラフト会議2020-2021

 

今回の記事では2020年産駒デビューの注目種牡馬であるモーリス・ドゥラメンテについて2歳個人的ベスト配合馬を紹介します。ドラフト会議のピークは過ぎた頃ですが、色々と参考にしていただければ幸いです。

 

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モーリス

現役時代バリバリのマイラーとして名を馳せたが、血統表の字面自体は鈍重なステイヤー。この血統でクラシックを戦うには、血統表からスピード感のある部分を抜き出し、インブリードで刺激することが必要となるだろう。そしてその「スピード感のある部分」こそが、スクリーンヒーローの母、ランニングヒロイン(サンデーサイレンス×ノーザンテースト×Tom Fool×Red God)である。

推奨するのはシンハライト(馬名セブンサミット)。二代母シンハリーズは米GⅠデルマーオークス(芝9F)を制覇。母シンハライト桜花賞2着、オークス1着の名牝。本馬自身はサンデーサイレンス4×3・Sadler's Wells4×5・Lyphard5×5の父母相似配合で綺麗にまとめた。今のところ「母父ディープは思ったほど走らない」が定説となっているが、その原因の一つとして小さく出やすいということがある。これに対してモーリスは、現役時代から500㌔を超える巨漢であり、Roberto系らしく仔に体型を強く遺伝させている点がポイント。モーリス×ディープはサンデー4×3・Lyphard5×5を簡易的に発生させることに加え、安定して大型馬を出せることからもニックスになる可能性が高いと見ている。本馬に関しても、ただでさえ小さく出やすいシンハリーズ牝系且つ初仔ながら現状490㌔前後で馬格の不安は全くない。

最大の配合注目ポイントは二代母父シングスピールの母Glorious Songを経由するHalo5×4×5だ。Glorious Songは米GⅠ四勝の名牝で、種牡馬として活躍したRahyシングスピールを輩出。日本ではシュヴァルグランを始めとするハルーワスウィートの仔やダノンシャンティホワイトフーガなどがこの牝系出身であり、日米で一大勢力を築き上げている。そのGlorious Songの全弟Devil's Bagと、モーリスの父スクリーンヒーローを掛け合わせると、グァンチャーレマイネルグリットの重賞馬2頭や高松宮記念1位入選のクリノガウディーなど、Haloクロスの機動力が持ち味のスプリンター・マイラーが数多く輩出されている。本馬はSadler's WellsやLyphardのクロスを持つ中距離牝系なので、上記の馬と比べれば距離の融通は利く。最大目標を皐月賞として、ホープフルSスプリングSなどの中山中距離を力強く捲る姿が目に浮かぶ。

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因みに、単純に血統表だけで言えば上記とほぼ同じことをしている母ヴィルシーナ(馬名ディヴィーナ)の方がSadler's Wellsを直接クロスしない(Sadler's Wells≒Nureyevの相似クロスになる)ため配合としては褒めやすいが、Roberto系牝馬且つ馬格が無いという二点からやや評価を下げた。

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ドゥラメンテ

 内回りを規格外の進路取りでぶち抜いた皐月賞、府中の長い直線をダービーレコードでぶち抜いた日本ダービーの二冠がとにかく強烈なストレッチランナーの頂点。種牡馬としてはエアグルーヴ牝系らしいストライドの伸びとクラシックディスタンス適性を伝える(だろう)が、逆に言えばクラシック時期での完成度については心配が残る。キンカメ系らしくNureyev≒Sadler's Wells=Fairy Kingの相似クロスやSex Appeal牝馬クロスを狙うか、トニービンを引くハーツクライと同じくDanehill~Danzigでトモの早期完成を狙いに行くか。これだけでも大きく外すことは無いだろう。四分の一サンデーサイレンスなので、ここのインブリードはやや危険。

推奨するのは母ダイヤモンドディーバ(馬名ディアマンテール)。母ダイヤモンドディーバは米GⅡキャッシュコールマイルS(芝8F)勝ち馬。上述のSex Appealクロスをトライマイベスト=El Gran Senor5×4で、トニービン×Danehillを母父Dansiliでそれぞれ備え、実際にキングカメハメハ産駒の半姉ハウメアハーツクライ産駒の半姉シャドウディーヴァがそれぞれOPクラスまで出世と根拠も充分。母父のDansiliはハービンジャーの父で仏マイル重賞で活躍。その母HasiliはGⅠ馬を5頭輩出した超絶名繁殖で、ハービンジャーDanzig系にしてはキレるのはこの血が優れているからに他ならない。本馬はハービンジャー×キングカメハメハの黄金配合を逆さにしたものと言っても差し支えなく、これでもかとナタ斬れストライドに極振りした好配合だ。 東スポ杯2歳S共同通信杯→(皐月賞)→日本ダービーのような府中に拘ったローテーションが見たいところ。

ハービンジャー黄金配合に関しては過去記事参照。

bamboodragon.hatenablog.com

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