快晴武頼庵

快晴武頼庵

競馬を血統から考えるブログ。フロックでも何でもない。

2018阪神C/有馬記念を血統から考える

 平素よりお世話になっております。

平場でプラスにしたのにG1でマイナスにする奴を2週続けているのですが、学習能力が無いのでしょうか。(自問自答)

 

 G1で大きく賭けるのは今週で最後にしたいと思います。多分。

阪神C

コース:阪神芝1400㍍(内)

条件:3歳上

過去好走馬血統表

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Pサンデー系

17年1着②人気 イスラボニータ

16年1着⑦人気 シュウジ

16年2着②人気 イスラボニータ

15年1着③人気 ロサギガンティア

14年2着③人気 コパノリチャード

14年3着⑤人気 ダイワマッジョーレ

ディープインパクト

17年3着③人気 サングレーザー

16年3着⑤人気 フィエロ

14年1着⑧人気 リアルインパクト

13年1着⑧人気 リアルインパクト

グレイソヴリン系

17年1着②人気 イスラボニータ

17年2着⑦人気 ダンスディレクター

16年2着②人気 イスラボニータ

15年2着⑤人気 ダンスディレクター

14年2着③人気 コパノリチャード

過去ラップタイム

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【平均ペース】ミドル(-0.5)

 ハイ寄りのミドルペースで流れる平坦ラップ。マイルでキレ負けした馬やスプリントで差し届かなかった中途半端な馬が好走する傾向にある。

注目馬

ケイアイノーテック

 父ディープインパクト。母ケイアイガーベラはプロキオンS1着(京都ダート1400㍍・G3)含め1400㍍で7勝。芝ダートの違いがあるとは言え1400㍍適性の裏付けがある。4角4番手からキレ負けしたマイルCS11着(京都芝1600㍍・G1)を評価。叩き良化型の3戦目で上積みに期待できる。

サトノアレス

 父ディープインパクト。母父Danehill・母母父Artichokeと母系が短距離志向であり、距離短縮は問題ないタイプ。本レースに近い平坦ラップをコンマ0秒差まで迫った京王杯SC3着(東京芝1400㍍・G2)を評価。実績は最上位クラスだが約半年振りの競馬になる分、中間の様子は特に注意。

ジュールポレール

 父ディープインパクト。半兄サダムパテック(父フジキセキ)の京王杯SC1着(東京芝1400㍍・G2)で、血統的な距離短縮成功の裏付けがある。前走キレ負けしたマイルCS6着(京都芝1600㍍・G1)を評価。乗り替わりもプラス。

スターオブペルシャ

 父ダイワメジャーPサンデー保持。半兄ロサギガンティア(父フジキセキ)は15年1着。オーロC(東京芝1400㍍・OP)からの臨戦過程はその兄と同じ。1400㍍は4-3-3-2と堅実。OP番長感は否めないが、血統背景も含めてこの条件なら一発あっても。因みに障害挑戦という話もあったが、除外されてこちらにスライドした模様。

結論

◎⑬ケイアイノーテック

 血統的な1400適性を考えると一番しっくりくるのがこの馬。NHKマイル組のその後の成績を見ると、古馬重賞3勝(ギベオン・プリモシーン・ダノンスマッシュ)とレベルの高い一戦だった事が分かる。最近乗れている鞍上も評価。やや外目の枠は気になるが、開催が進んで外差しの利く今の馬場なら致命的な不利にはならないだろう。

 

 相手筆頭は、引退レースでメイチ仕上げの〇⑪レッドファルクス。重馬場の17年京王杯SC(東京芝1400㍍・G2)を制している道悪巧者であり、雨の影響が大きいようであれば此方を上に取りたい。

 

 以下、ケイアイと同じくNHKマイル組から△②ミスターメロディ、ベスト距離に戻る△⑥ムーンクエイク、血統評価二番手の△⑮ジュールポレールまで押さえたい。

買い目

 馬連⑬-②⑥⑪⑮

 (重馬場以上なら馬連⑪-②⑥⑬⑮)

有馬記念

コース:中山芝2500㍍(内)

条件:3歳上

過去好走馬血統表

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Tサンデー系(ディープインパクト含む)

17年2着⑧人気 クイーンズリング

17年3着③人気 シュヴァルグラン

16年1着①人気 サトノダイヤモンド

14年1着④人気 ジェンティルドンナ

14年3着①人気 ゴールドシップ

13年1着①人気 オルフェーヴル

13年2着④人気 ウインバリアシオン

13年3着②人気 ゴールドシップ

過去ラップタイム

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【平均ペース】スロー(+2.0)

 1角上り坂(4.5~5.5F)で急にペースを落とし、2角下り坂(8.5F)と4角~直線(11.5F)で2回急加速する山型ラップ。非根幹距離適性・グランプリ適性が問われる。基本的には前有利。特に近4年極端な追い込みは4着までであり、差し馬でも中団前目のポジションが必須。

注目馬

キセキ

 秋4戦目で流石にもうお釣りは無いと判断し、本命にはしない…が、ペースメーカーとして注目。中山2500㍍をいつものペースで逃げるということは流石に無いと思うが、まず間違いなく例年以上にタフな流れを作るだろう。また、ペースを作った毎日王冠秋天・JCの入着馬を見ると、ある程度前目のポジションの馬しか馬券内に来ていないことが分かる(これは今年の東京芝のせいでもあるが)。この辺りをヒントに本命馬を決めていきたい。

シュヴァルグラン

 父ハーツクライTサンデー保持。キセキの作るペースを道中6番手で運んだジャパンC4着(東京芝2400㍍・G1)上がり3位を評価。大レコードを記録した17年天皇賞(春)2着(京都芝3200㍍・G1)でタフな流れへの適性も見込める。リピーターの多いレースである点もプラス(17年3着)。典型的な叩き良化型であり、叩き3戦目で更なる上積みにも期待できる。

 

 以下は前々走京都大賞典反省会からの引用。

驚いたのは2着レッドジェノヴァと4着シュヴァルグラン。(略)今期での引退が明言されていますし、JCも叩き仕上げで敗戦し更に人気を落とし、有馬でメイチ仕上げの逆襲…といった筋書きを考えてみましたがどうでしょうか。

 まぁこの後現役続行が発表された訳だが。

パフォーマプロミス

 父ステイゴールドTサンデー保持。母父タニノギムレットロベルト保持とタフな流れへの血統適性が見込める。同条件を4番手から押し切った17年グレイトフルS1着(中山芝2500㍍・1600万下)を評価。この時の走破タイム2:34.1は、単純比較で17年6着(シャケトラ)と同等。重賞2勝と充実度を増した今年は更に上の着順に期待できる。

 

 以下は前走アルゼンチン共和国杯反省会からの引用。

本命パフォーマプロミスは終始中団前目で立ち回り、ムイトオブリガードの追撃を凌ぐ上がり2位での快勝。やはり③人気は不当に低い評価でした。(略)宝塚の斤量58㌔とは違い57㌔ならこなせそうですし、有馬でも充分勝負になると思います。

 今年のアル共杯自体は高く評価できるものではないが、レースレベルが低かったという理由でこの馬自身の評価を下げるのはナンセンスだろう。

結論

◎⑤パフォーマプロミス

 やはりステゴの血を最上位に取りたい。内の好枠を引き、条件としてはほぼベストと言ってよいだろう。思った以上に穴人気しているがこの際仕方ない。宝塚時点で有馬に出れば本命と決め、ファン投票でも1票を投じた馬で初志貫徹。

 

 相手筆頭は注目馬にも挙げた〇⑮シュヴァルグラン。外枠を引いてしまったことは残念だが、流石にこの人気は舐められすぎだろう。また、オールカマーを勝った時点で現役最強説を唱えた☆⑫レイデオロも流石に着は外さないと予想。上記3頭を中心とした三連複で今年のG1大勝負を締め括りたいと思う。人気薄から入るので相手は手広く。

買い目

 三連複⑫-⑤⑮-①③⑤⑥⑩⑪⑭

反省会

阪神C

着順

1着 無③ダイアナヘイロー(11人気)

2着 △②ミスターメロディ(2人気)

3着 無⑤スターオブペルシャ(12人気)

 

5着 △⑮ジュールポレール(1人気)

6着 ◎⑬ケイアイノーテック(3人気)

8着 〇⑪レッドファルクス(6人気)

14着 △⑥ムーンクエイク(4人気)

ラップタイム

 12.4-11.1-11.3-11.4-11.3-11.5-12.1

 (前後半差-0.1)

所感

 1着ダイアナヘイローは母母父フジキセキPサンデー系内包、3着スターオブペルシャは父ダイワメジャーPサンデー保持。血統から拾えるはずなのになぜ取れていないのか…特にスターオブペルシャは注目馬に挙げていたこともあり、悔やまれる結果になりました。また、近5年稍重時のディープ産駒最高着順が3着であることはもっと重視するべきだったと思います。

 

 展開は例年通りの平坦ラップ。連対馬2頭が道中1,2番手であることから分かるように、『スローからのよーいドン』タイプが実力を発揮できず、相対的にキレない先行馬がパフォーマンスを上げる形になりました。3着もインを突いて伸びてきたように、ロス無く立ち回ることが出来たかで全てが決まったように思います。本命ケイアイノーテックが直線伸びあぐねた原因もそこに求められるのではないでしょうか。この傾向は来年以降も頭に入れておきたいところです。

有馬記念

着順

1着 無⑧ブラストワンピース(3人気)

2着 ☆⑫レイデオロ(1人気)

3着 〇⑮シュヴァルグラン(9人気)

 

14着 ◎⑤パフォーマプロミス(7人気)

ラップタイム

 6.8-11.6-11.8-11.9-12.2-12.8-12.6-12.2-11.6-11.8-11.8-12.2-12.9

 (前後半差+0.4)

所感

 3着シュヴァルグランは父ハーツクライTサンデー保持。有馬に関して言えば割と血統傾向がコロコロ変わるので、この手の血統予想は悪手だったと反省しています…。今後このような傾向のレースはその時期の馬場傾向にあった血統を評価する形にシフトしていこうと思います。

 

 今回のラップタイムのポイントは13秒台が1度も無いことと、ラスト2F目が12秒台であること。例年13秒台まで緩む1角上り坂(5.5F地点)で他馬がペースを落とす際、キセキが強引にハナを取りにいったことが今回のペースを作りました。ラスト5F目から11秒台が並ぶのは、この秋何度も見てきたお決まりの展開。いつもとの違いはラスト2F目で完全に脚があがってしまったこと。今回の結果から『起伏の多いコースの所為でいつもの淡々と流れるラップを刻めないと案外脆い』というキセキの弱点が見えたような気がします。他馬に関しても同様で、キセキのペースに付き合った4角2番手ミッキーロケットは残せず4着、対照的に例年の流れならまず絡まない4角10番手から追い込んだシュヴァルグランは3着。ある程度想定してはいましたが、まさかここまで例年と真逆の結果になるとは思いませんでした。

 

 1着ブラストワンピースについても少し。自信の消し馬ではあったのですが元々馬の能力自体は買っており(血統適性は高くないとコレを書いている今でも思っていますが)、鞍上を過小評価していました。というのもダービー・菊の敗戦は完全に騎乗ミスだと思っており(直線ドン詰まり・大外ブン回し)、今回もいつもの乗り方なら複勝圏はまず無いな…というのが戦前の見解。ところが蓋を開けてみれば五分のスタートから好位で運び、3~4角中間から捲り始め、馬場の良いところを通ってくるまさかの好騎乗。言っといてや、出来るんやったら…。「毎回それやれ」と多少キレつつも、大舞台での池添はまだ見限れないな、と自分の見る目の無さを反省です…